ドッグシッター
2024.11.26ペットのお世話代行はいくら?犬・猫・小動物の料金や内容・注意点
かわいいペットのお世話は、忙しいからといって欠かすことができないもの。
どうしても余裕がないときには、ペットのお世話代行サービスを利用するという方法があります。
だけど、いざ頼むとなると気になることがいろいろ。
「ペットのお世話っていくらぐらいするの?」
「どんな人がみるの?」
「どんなことをしてくれるの?」
この記事では、ペットのお世話代行サービスの料金相場やお世話の内容、依頼する際の注意点を解説します。
ペットのお世話代行サービスとは
ペットのお世話代行サービスとは、飼い主に代わってペットのお世話をしてくれるサービスのこと。ベビーシッターのペット版のサービスです。ペットシッターが飼い主の自宅に出向き、ペットのお世話全般を請け負います。一般的に、犬や猫はもちろん、ウサギや鳥などの小動物にも対応しています。
具体的にはどんなペットのお世話をしてくれるのでしょうか。
犬のお世話/散歩代行
わんちゃんのお世話には、主に以下のようなものがあります。
- ごはんの用意
- 食器の洗浄
- 健康チェック
- 一緒に遊ぶ
- トイレや毛のお掃除
- グルーミング
- お散歩
- 飼い主さん不在の日のお泊り など
わんちゃんのお世話で特徴的なのは、犬のお散歩代行です。毎日のことなので「お散歩だけでも頼みたい」という方には、散歩代行のみの依頼も可能です。
わんちゃんのお散歩代行については「犬の代行サービスとは」で解説していますので、参考にしてください。
猫のお世話代行
ねこちゃんのお世話には、主に以下のようなものがあります。
- ごはんの用意
- 食器の洗浄
- 健康チェック
- 一緒に遊ぶ
- トイレや毛のお掃除
- 飼い主さん不在の日のお泊り など
ねこちゃんのお泊りは難しいもの。知識や経験豊富なキャットシッターさんがいると安心です。
キャットシッターについて詳しく知りたい方は、「キャットシッターとは」でご紹介していますので、併せてご覧ください。
そのほかのペットのお世話代行
犬や猫以外にも、ペットのお世話を頼むことができます。どんな動物に、どんなお世話が任せられるのかを見ていきましょう。
うさぎ、ハムスター、モルモット、リスなどの小動物
- ・ごはんの用意
- ・健康チェック
- ・一緒に遊ぶ
- ・ケージの掃除 など
インコ、オウム、文鳥など鳥類
- ・ごはんの用意
- ・健康チェック
- ・ケージのお掃除 など
金魚やめだか、熱帯魚など魚類
- ・ごはんの用意
- ・簡単な水槽のお手入れ
へび、とかげ、カメなど爬虫類
- ・ごはんの用意
- ・健康チェック など
ペットのお世話代行サービスの料金相場
ペットのお世話代行サービスの気になる料金相場は以下の通りです。
【基本料金の場合の相場】
1回当たりの訪問 | 2匹目以降追加料金 | |
犬 | 2,700~4,400円 | 1,100~2,750円 |
猫 | 2,800~3,960円 | 0※~990円 |
小動物 | 2,750~3,960円 | 550~900円 |
※猫は2匹までは追加がないサービスもあります。
上記は基本料金になります。このほかにも延長料金やハイシーズンや時間外料金、遠出の場合は出張費など、そのほかの料金がかかることも。
ペットシッターの料金について詳しくは「ペットシッターの費用」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
料金の見方に注意!
上記はあくまでも目安です。実際のサービスでは、1回30分、1回45分、1回60分など所要時間によって料金が異なります。
たとえば、1回が30分のサービスだと、1回60分のサービスより倍高いという計算になります。
また、延長料金も1時間単位で取っている場合、5分オーバーしただけで1時間分の料金が必要になることも。延長料金が15分単位なら、同じ5分オーバーでも安く済むことになります。
料金を見る際は「1回あたり何分なのか」「追加の時間単位は細かく刻まれているか」などを見るとよいでしょう。
ペットのお世話代行に関する注意点
大切なペットのお世話を任せるなら、料金はもちろん代行をするサービス選びにも十分注意したいものです。
ここでは、ペットのお世話代行サービスを選ぶ際に気を付けるべきポイントをお伝えします。「こんなところに預けなきゃよかった」と後悔しないよう、ぜひチェックしてください。
【ペットのお世話に関する注意点】
- ・ペットシッターの資格所有者に頼む
- ・ペットシッターによるケガや盗難の保証を確認する
- ・個人のペットシッターはトラブルに注意
ペットシッターの資格所有者に頼む
ペットシッターは資格がなくても就ける職業なため、料金が安すぎる場合は資格がないペットシッターというケースもあるのでしょう。
資格があると、ペットの生態や行動を十分理解したうえで、あなたの大切なペットのお世話をしてくれます。知識があるから、ペットの体調の変化にすぐ気づけたり、行動を予測してケガを防いだりするスキルがあるので、資格所有者に依頼すると安心です。
なお、ペットシッター業を行っている事業者は「第一種動物取扱業の登録」を行っていなければ違法となります。登録には、特定の資格と一定の実務経験を持った「動物取扱責任者」の選任が必要です。サービスを利用する際には、事業所が第一種動物取扱業の登録を取得しているかも重要です。
ペットシッターによるケガや盗難の保証を確認する
ペットは生き物ですから、ペットシッターに預けている際に予期せぬ体調の変化やケガをしてしまうことがないとは言い切れません。そんなとき、保証サービスがあれば、ペットの治療代にあてることができ、自己負担を軽減できるため安心して任せられます。
また、ペットシッターに自宅に来てもらってペットのお世話をしてもらう以上、盗難などの心配もありますよね。万が一に備えて治療や盗難などに対応する保証があるということは、そんな不正はないという自信がある証拠ともいえます。
もし、ペットシッターによる盗難が心配という方は以下の記事で解説していますので、参考にご覧ください。
個人のペットシッターはトラブルに注意
個人であっても経験豊富で優秀なシッターさんはたくさんいます。ただし、個人のシッターとトラブルになると、責任を取ってくれる人がほかにいないため注意が必要です。
また、個人でもサービス企業でも、環境省の定めている第一種動物取扱業の登録があるかを確認しておきましょう。
ペットシッターのトラブルが心配という方は、以下の記事もチェックしてみてください。
ペットのお世話代行サービスのメリット・デメリット
ペットのお世話代行を使ってみたいけど、メリットやデメリットが気になる方に、おおまかな内容をまとめましたので、参考にご覧ください。
メリット | ・いつもの環境にペットシッターが来てくれるからペットがストレスを感じにくい ・訪問なのでペットの送迎が必要ない ・プロが見てくれるので衛生面も安心 ・プロにペットの悩みを相談できる |
デメリット | ・料金がかかる ・鍵を預ける不安がある ・怪我や事故、病気など医療問題が起きたとき不安 |
不安がある方は、保証がしっかりしているペットのお世話代行サービスを選ぶことをおすすめします。
ペットのお世話代行サービスはこんな方におすすめ
「ペットのお世話代行サービス、自分には本当に必要かな?」と気になっている方へ、以下のような人は、ぜひ使ってみることをおすすめします。
急な用事で家を空ける予定の人
「急な出張」や「冠婚葬祭」など、予期せぬ用事で不在になる場合、急に知人にペットのお世話を頼むのは難しいもの。ペットのお世話代行サービスなら、必要な時間だけお願いできるから安心です。
仕事が多忙な人
「仕事が繁忙期で、ペットのお世話が十分にできない」と感じている方にもおすすめ。仕事中、ペットのことを心配せずに過ごせ、ペットの様子も報告を受けれるので安心です。
旅行に行く予定の人
数日間、家を空ける際はペットのことが心配なもの。ペットの代行サービスに預ければ、プロがしっかり見てくれるので、旅行も気兼ねなく楽しめるでしょう。
病気やケガで日常生活ができない人
飼い主さんが病気やケガで入院したり、普段通りの生活が難しかったりするときでも、ペットのお世話はちゃんとしたいですよね。そんなときは無理せずペットのお世話代行サービスに頼ると治療に専念できご負担を軽減できるでしょう。
ペットホテルや施設に預けるのが不安な人
数日家を空けるのでペットホテルや施設に預けようと思うが、ほかの動物とまとめてケージに入れられたり、知らない空気のなかで過ごさせるのは心配という人は、ペットのお世話を代行サービスに相談を。ペットの気持ちを重視したサービスを提供してもらえます。
ペットのお世話代行を上手に活用しよう
ペットのお世話代行サービスは、飼い主の事情に合わせてペットのお世話を代行してくれる便利なサービスです。ペットホテルと違い、ケージに閉じ込めず普段と同じ環境で預けられるためペットのストレスが少なく、気軽に預けられるのが魅力。そして、トラブルなく利用するためのコツは「事前打ち合わせ」を当日依頼予定のペットシッターとしっかりと行っておくことです。ぜひ信頼できるペットシッターを見つけて、ペットのお世話代行サービスを利用してみてくださいね。